『あなたが大好きです』
「♪」

「ん?良夜なんか機嫌いいな、何か良いことでも会ったのか?」


教室に戻った時に話しかけてきたのは葎だった


…俺そんなに顔に出てたか?


まぁ…こいつになら教えてもいいか…


「誰にも言うなよ?」

「はいはい♪」

「あのな…」


俺は俺の家で菜月に勉強を教えてやることになったことを報告した


すると……


「そうなのか!良夜良かったな!」

「おぅ」

素直に嬉しい

「てか良夜本当に菜月ちゃんが好きなんだな♪」

「は?」

「へ?違うの?」

「いや…」

違うくは無い…

でも

「恋愛なんて本気でしたことねぇからわかんねぇ…だけど、菜月は特別に思ってる」

「特別に思ってるって大事にしたいってことでしょ?」

「おぅ」

「ずっと一緒にいたいってことでしょ?」

「ん」

「それを好きって言うんだよ!」

「そうなのか?」

「うん」

確かに菜月とはずっと一緒にいたいって思ってるし、むしろ他の男といたら、多分俺は耐えられない……

俺……相当菜月にはまってるな…

「まぁ、応援するからさ♪相談しろよ?」

「葎…さんきゅ。」

「全然」

満面の笑みで笑う葎

ホントに…ありがとな……
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