『あなたが大好きです』
「何でそう思うんだ?」



良夜……酷く傷ついた顔をしてる…


きっとお母さんを守る為にしたことだからだろうな…


……でも


『あたしが、もしお母さんだとしたら、自分の事をずっと責めると思う』

「!!」

『だって、お父さんの事でお母さんとケンカしたんでしょう?』

「あぁ……」

『だったら 、実際には自分には言わないけど、お母さん……きっと自分のせいで…自分の事が嫌いになって……出ていったと思ってると思うよ』

「……」

『今夏休みだし……ちゃんとお母さんに会って、話さないといけないと思うよ?』

「…そうだよな……」

『うん』

「ありがとな……でも…」

『?』

「菜月も来いよ?」

『えっ?』
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