『あなたが大好きです』
『ねぇ西山君』

「光司」

『あ……光司』

「どうしたの?」

『良夜と何話してたの?』

「聞きたい?」


ニコニコして聞いてくる西山君


……なんだか怪しい


…でも


『聞きたい』

「じゃあ…」

『?』


西山君はあたしの耳元で


「良夜の前で俺に好きって言ってキスして?」


そう囁いた


『えぇっ!?』

「良夜の事…憎くないの?」

『そんなことは…ないけどっ』


正直…良夜以外の人とは…キスしたくない


でも


もう良夜はあたしの彼氏じゃないんだ…


「いいよね?」


だから


『…いいよ』

「じゃあどこでする?必ず良夜が来る場所を選ばないとね!」


必ず良夜が来る場所…


『…じょう』

「え?」

『屋上に行こ?』

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