相澤くんとの49日
「あ、やっぱり〜!!ふふ、誠くんもこんな可愛い彼女嬉しいでしょ〜?」
「そうですね、詩音、すごく可愛いですよ?」
そう言って、クスリと、笑みをこぼす長谷部くん。
そんな中、私はポカンとした表情を浮かべながら、相澤くんのお母さんと長谷部くんの話を聞いていた。
私の隣で、さっきまで頬を染めていた相澤くんですら、唖然としたような表情で、2人を見ていた。
…てか、長谷部くん何考えてんの?
いつもなら、“望月”と、私の名字を呼ぶくせに、
今日に限って名前だし…。