王子様の恋物語
「とりあえず、入れば?」
扉の外に足ったままのリィを部屋に招き入れる
「お邪魔しまーす…って、ナニコレ?!」
部屋に入ったリィは、ある物を見て驚いた
「あー、コレは…昨日のプレゼント」
リィが驚いた物は…
昨日の誕生日パーティーで受け取ったプレゼントの山
「こ、コレは?」
次にリィが指差したのは、机の上の大量の手紙
さっきまで、これを書き続けていた
「コレは、お礼の手紙。このプレゼントの数だけ書かなきゃいけないんだよ」
「た、大変…だね」
そこで、リィの表情が曇った
…どうしたんだ?