*。・゜例え記憶をなくしても゜・。*【番外編追加中&リク受付中】

扉を開けたら謎の美少年がいました☆

3月も終盤にさしかかったある日、図書委員のあたしは、北舎3階の隅にある図書室へ向かった。

もうすぐで春休みが始まるんだなぁ…と思いながら渡り廊下を1人で歩く。

あたしの学校の図書室はとても端の方にあって、ドアも重くて開けにくいからか、誰も行かないし、図書委員なんて名だけのもの。

だけど当番だから仕方が無い。

あ、あたしは城田真琴【しろたまこと】

中学2年生だよ☆

ガチャっとと扉を開けるとやっぱり誰もいない。

あたしはいつもの位置に座る。

決して椅子じゃなくて本棚にもたれてカーペットの上に座る。

ここが、すごく落ち着くんだ♪

そこで、ある事に気付く。

普段本棚があるのに目の前には扉がある事に。

変わった扉だなぁ……この向こうにはなにがあるんだろう?なんて思い扉を開ける。

ーーその瞬間、フワッと体が浮いた。

「えっ?!…」

そういった瞬間、あたしの体は扉の中に吸い込まれていった。



ーーーようこそ時空の世界へ。貴方の記憶、もらってきますよ。それでもいいのならゆきなさいーーーーーー
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