*。・゜例え記憶をなくしても゜・。*【番外編追加中&リク受付中】
「…忘れてた。」

入ろうにも空いてなかったら入れない。

つまり…今日一日野宿ってこと?!

そ、そ、そんなの…2ヶ月前に戻るだけじゃんかー!

嫌だよ!絶対!

今8月だし絶対蚊に刺されるし!

無理無理無理無理!!!

…確かここから一番近いのは土方さんの部屋だよね?

ースゥ

「梅の花ーーーーいちりんさいても梅はうめえぇぇぇーーーーーーーーー」

ードタドタドタドタ

「誰だぁーーー!」

お、きたきた☆

ーバンっ

そんな音とともに土方さんが飛び出してきた。

「土方さんっ♪」

そう言って土方さんに抱きつくと、なぜかポイッと捨てられた。

ひ、ひ、酷い!

かわゆいかわゆい空ちゃんが帰ってきたっていうのに…!

「…どうしてお前がここにいる。」

ど、どうしてって……

「帰ってきちゃダメでしたか…?」

「あ゛?お前が帰るところはここじゃねえだろ?」

え……なんで?

「だって…だって………」

帰ってきてもいいって原田さんは……。

「…悪いことは言わねえ。
そんなに綺麗なんだ。
早く店に帰れ。」

………what?

もしかしてこの人…あたしだって気付いてない?!

そりゃ…そりゃ当然だよ?

だけど…だけどだけどだけど!

「土方さんのばかーーーーーーーーー!「

そんなの酷すぎじゃない?!



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