*。・゜例え記憶をなくしても゜・。*【番外編追加中&リク受付中】
「もう…2年かあ…」

ポツンとつぶやいてお腹を摩る。

「そーーらーーーー」

少しの時間ボーっとしてたら、そんな声が聞こえてきた。

…総司だ。

そう思った瞬間後ろからぎゅーって抱きつかれた。

「もうっ!」

そう言って除けようとしたら、髪に何かが触れた気がした。

「?何?」

そう言って後ろを振り返ると、総司が鏡を持って座ってた。

鏡に映るのは、桜のピン留めを付けたあたし。

「2年分の感謝を込めて」

「ーっ…」

「ありがとう、空」

「そー…じ…」

泣き顔見られるのが嫌でぎゅーって総司に抱きつくと、ポンポンって背中をさすってくれた。

「大好き」

って言うと、

「知ってます」

って返されたけど、総司の顔が耳まで真っ赤に染まってたことあたしは知ってる。

ーーENDー
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