君に恋した
2.好きだ



 放課後、委員会を終えて教室に戻ったが何やら話し声の様でもあり、独り言にも聞こえる声がした。

 向かっていた足を止めて、ゆっくりと近付き窓から様子を覗く。

 いつもなら窮屈さを感じる教室に一人しかいないことと同時に彼が端にいるせいなのか、ただただ広く感じる。


 しかも何やら色んなモノに愛を囁いている模様。

 全くもって、理解ができません。


 パンダが好きだと言ったかと思えば、チョコレートが好きだという。

 食べ物から動物、果ては家具までなんでも屋ですか。

 溜め息混じりに思う。


 うちのクラス――いや学年を越えて愛される爽やかな王子様は、なんとまあ博愛主義なのでしょうか。


 
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