ほんとの笑顔が見たかったんだ
合宿、時々 君
不思議なヤンキー君…龍星君に出会った日から一週間が経った。

結局あれから龍星君にも、ソラにも会っていない。

「はぁ…ちょっと休憩…」

開いた問題集にペンを置いたまま、私は机を離れた。

ただいま私は宿題と戦っています。

今日は特に暑い。

扇風機もあまり効果ないし。

そんな時は、アイスでしょう。

「アイスアイス~」

陽気に私は冷凍庫を開けた。

「あー。ないじゃんアイス…」

冷凍庫の神様、いたら直ちにアイスを出してください。

「冷凍庫の神様はさすがにいないよね…」

仕方ないか。

ちょっと息抜きにコンビニ行こう。

ついでにママの分のアイスも買おっと。

自分の部屋に一旦戻り、机の一番上の引き出しからお財布を取りだし、家を出た。
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