CINDERELLA STORY~貴方に巡り会えた奇跡~

Method of the repulse

ズキズキと痛む頭

私、どうやってホテルの部屋に帰ったんだっけ?

思い出せない

ってか、気持ち悪い‥‥

少しでも動くと吐き気が込み上げて来る


【RURI、大丈夫?
 あなた、昨日は飲み過ぎよ!!
 何があったかしらないけど、あなたらしくもない‥‥】


飽きれるような声で言い放つジェニファーの言葉

そんな言葉に言い返す事すら出来る状態ではない


【エミリー、薬を持って来て頂戴
 それと、バスタブに熱いお湯を張って来て頂戴!!】

【はい‥‥
 二日酔いの薬ですよね?】

【そうよ!!
 さっさと用意して!!】


急げとばかりにアシスタントのエミリーに指示を出すジェニファー

お願いだから静かにして‥‥

私はベッドの中から動く事も出来ないまま、心の中で懇願していた

そして手渡された二日酔いのドリンクを無理矢理飲まされ、お風呂に入れられたのだった

熱いお湯‥‥

二日酔いに効果があるのか知らないけど、お風呂に入る様に急かされた私は吐き気と戦いながら、1時間くらい熱いお湯の中に浸からされ、まだ若干の吐き気はあるけど、それでもお湯に浸かったお蔭で随分と楽になったような‥‥

でも、やっぱり頭は痛い


【ねぇ~
 昨日、どのくらい飲んだ?】

【一人でシャンパンを5本位は飲んでたんじゃない?
 その後、止めるたのに人の話を聞かないでマッコリまで飲んでたわよ
 全く、お酒に自分が弱いの分かってるでしょ?】


シャンパンにマッコリ‥‥

ってか、マッコリって何だ?

お酒には違いないけど、記憶がない


【もしかして、私ってば何かやらかした?】

【まぁ~、酔ってはいたけど一人で歩いて部屋に帰ったし、特に醜態を曝す事はなかったから安心しなさい
 ただ‥‥、桜井さんには絡んでたわよ
 自分は物欲が強くないとか、強請ったりしてないとか‥‥
 それから桜井さんとは人種が違うし、お前なんかと一緒にするなって騒いでたかな?】


あちゃ~

桜井蒼紫を相手に、そんな事を?

醜態を曝さなかったなんて嘘じゃん!!

最悪‥‥

最悪だよ‥‥


【RURI、何処に行くつもり?】

【ジムに行ってくる
 汗でも流せばお酒も抜けるだろうし、それに桜井の事を思い出したくない】


頭が痛いし、まだ吐き気もある

でも、やらかしてしまった事は消える訳でもない

それに部屋に居たら色んな事を考えてしまうし、ならばジムにでも行って身体を動かしていた方が良い

そう思って、私は引き留めるジェニファーの言葉を無視してジムへと向かったのだった



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