猫又四郎の奇怪幻想見聞録

しどろもどろになる愚弄人。



「この方は僕らの世界を創っている【夢猫】(むびょう)です。言うなれば、作者の化身ですね」


「そうして四郎が、この世界の管理人です。っていうか、諸注意さえ読んでくれれば前作と対して変わらない作風っていうかノリっていうか、」


「ジャンルはその他ですものね」


「って、いうか四郎。あなたキャラかぶってるんですが」


「そりゃあそうでしょう。だって、僕とあなたは同じなんですから。

ああでも、安心してください。僕はちゃんとこの世界を生きていきますから。画面内の世界でね」


「まあ、それでこそ私は安心できますが……あれ、っていうか読者様。この世界を理解できましたでしょうか?」


「夢の説明下手は昔からですからね。僕も呆れ半分苛立ち半分です」


「まさかの負要素しかないっ?!」


「まあまあ、それより夢。もうそろそろで野良さんが起きそ……」



「ん………はれ?猫又くん?」



野良さんが起きたとき、既にあの愚弄人は帰っていた。

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