∞ANxIeTY∞


うーん、と
時折唸りながら

スースーと眠るイオリを見つめる。


いつもはカッチリと螺旋を描いている髪の毛も
今日から休みだからサラサラと真っ直ぐ。

栗色の其れを
優しく優しく、撫でる。


彼女の
真っ白な肌に桃色の唇は
やはり彼女が女性であることを再認識せざるを得ない
きめ細やかなモノで
理性は、[ふたりきり]と言う状況に負かされそうになる。
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