日々是淡々と‥
亜由美の孤独なアフター5
その頃‥世田谷区のはずれにある
狭いワンルームマンションでは
亜由美が

「ぷはぁ~っ!」

仕事帰りに駅前のスーパーで
買ってきた発泡酒の500ml缶を
風呂上りにごくごくと一気に
飲みながら

「吉田のやつ、明日は絶対ランチ
おごらせてやるぅ!」

と叫んでいた。

そして半額になっていた
特上にぎり鮨の詰め合わせ
パックをバリバリとあけると

「あぁ~、結局無駄遣い
しちゃったよぉ~。
今月は毎日自炊するって
決めていたのにぃ~。
参ったなぁ‥やっぱり
吉田のせいだ(怒)。
クくそったれぃ!
絶対、明日ゴチだぜ。」

そう言いながら、
ちゃぶ台の上のレシートを
つまみあげた。

鮨をつまみながら、
テレビの脇にあった
電卓を取り出すと
計算を始めた。 
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