16歳。ー10年越しの約束ー
突撃訪問の夜






12月に入り、寒さはどんどん厳しくなった。あっという間に日付は22日金曜日になり、月曜の25日の終業式を迎えれば待ちに待った冬休みだ。




「外は寒そうだねー。俺は年中ぬくぬくしてるけど!」


そう言って壮太は布団で自分をくるみこんで、ベッドでゴロゴロしている。



「ホントに寒みーよ。早く冬が終わればいいのに」


俺は病室の窓を見ながら呟く。


窓から見える、大きな木の枯れ葉が勢い良く風で飛んでいく。


今日も俺は学校が終わってから壮太の見舞いに来ていた。
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