16歳。ー10年越しの約束ー
「…龍ちゃんは、10年振りに会えて嬉しくなかった?」
小雪の大きな目にはうっすらと涙がうかんでいた。
「まっ待てよ!泣くなって!嬉しかったよ!嬉しくないわけないだろ!」
小雪の涙に俺は慌てて言葉を並べた。
「…その、連絡取り合うのは壮太で十分だと思ったから」
俺は再び窓を見ながら小さく呟いた。
「…龍ちゃんのばか。壮ちゃんの所にはほぼ毎日行くクセに。」
小雪は涙を拭きながらそう呟いた。