刹那腐レンズ【あたしとあいつ】
「ねぇ。知ってる?」
そんな言葉から始まった噂話。
どうせ、恋愛とかの話だと思っていた。
「あいつのおじいちゃんなくなったらしいよ。」
・・・。
あたしは何も言えなかった。
あいつの家は片親で、弟はまだ小さかった。
大丈夫なの?
そんなことを思ってしまった。
あたしは、自分でも気付かなかったけどあいつに同情の言葉を言ってしまった。
そんな同情は今はいらないはずだった。
それから、あいつは変わってしまった。