君は私の太陽だ
みんな、波打ち際で、はしゃいでる姿を見ながら、

かず君が言った。

「誘ってくれて、ありがとな!!」

「ううん?よかったよ!元気になって。」

「美佐のお母さんには、本当世話になったよ!」

昨日の、お母さんの言葉を思い出す。

私の事や、智美ちゃんの事。

そして、かず君の頑張りを・・・。

「かず君が、頑張ったんだよ!お母さんも言ってたよ!」

「だな?でも、美佐のお母さんや、みんなのお見舞いも凄い嬉しかった!」


「聞いてもいい?」

私は、思い切って話した。

「私と、付き合っている時、不安だった?」

私と、居る時かず君はいつも?

不安だったと・・・。

お母さんから、聞いた。

「不安ねぇ〜?」

かず君は、沈む夕日を見ながら、言った。


「美佐の事が、不安だったんじゃないんだ!俺、自身の問題かな?」


「・・・?」


「いい自分作ろうとか、美佐には弱音吐かないようにとか?背伸びしてたんだ。
そしたら?だんだんと自分が、苦しくなってきたんだ。」


「私も・・・そうかもしれない」


「かず君の事、本当に見てなかったかもしれない・・・。でも?私ねっ!かず君を、好きになってよかったと思ってるよ!!」


「俺もだよ!!」

久し振りに、こうして話せる事、嬉しいんだけど。


< 151 / 159 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop