君は私の太陽だ

行動

愛子に今朝の事と、智美ちゃんが私に対して、誤解していた事を話した。


「かえって、よかったかもね!そのまま有り得ない噂、流されても困るし…」


「うん。でもカッコよかったんだよ。武司君〜」


私の顔が緩んでいるから愛子も

「よかったねー!」

半分、呆れ顔。


私たちは、病院に着いて今朝、貰った部屋番号を、入口で確認した。


外科病棟は3階で、廊下には、松葉杖をしている患者さんや、車椅子に乗った人とすれ違った。


「ここだ!」


愛子は部屋の前に着くと、途中で買った、お見舞いの花を私に渡した。


六人部屋で、制服姿の女子高生が、珍しいのか?


皆さん見てるんですけど!


そして。


一番奥で、座っている、かず君を見つけた。


ベットの横には、お母さんが座っていた。


「かず君…。」


「美佐ちゃん?」


かず君の両腕には、包帯が巻いてあって痛々しい。

本当に来てよかったのかな!


「どうもありがとうね!この度は、皆にご迷惑かけちゃって!」


かず君のお母さんが、深々と頭を下げた。


「いえ!これお見舞いです。」

そして、花瓶に入れて来ると言って、お母さんが部屋から出て行った。



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