君と金魚、夜





洸人さんと目が会ったことは分かった。


華ちゃんも目が合ったって言ってたけど、あたしと合った気がした。


洸人さんもなんとなく気づいている感じはしたけどあたしはもう目を合わせられなかった。



あたし達は華ちゃんが言っていたイヤリングを買ってお店を出た。


あたしはお店を出るまで洸人さん達の方を向くことはできなかった。




「水希ちゃんそのカップルと知り合いだった?」


「え、なんで?」


「なんか挙動不審だよ?」


「知らないカップル…だよ、あたし友達少ないし!」


「そっか…」




あたしは笑って言った。




それからプリクラを撮って、普通の女子高生らしいことたくさんして華ちゃんと帰った。






< 115 / 250 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop