空色の恋





放送室の前に立って深呼吸をする



あたしの手の中にはカギがある




永遠はあたしがいない間ここを使ってないんだよね




そう思いつつも頭の隅にはさっきの七海の手紙が残ってる




中途半端


そんな自分が嫌になってくる




「澄空」


後ろから懐かしい匂いに包まれる




「…永遠」




「守ってやれなくてごめん」



永遠の切なそうな声にあたしの中は一瞬で永遠でいっぱいなる





< 90 / 235 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop