黒薔薇王子
でも………、
「そうだ!!黒澤!!
体育の先生がそう呼んでた!!」
名前を思い出してスッキリしてるあたしと裏腹に、凛の顔は曇っていた。
「………凛?」
心配になって顔を覗き込む。
「……あっ、ごめんごめん。
いいよ、行こっか。
朝礼まで時間あるし、今行こう?」
「うん!!」
凛に笑顔が戻ったからいっか。
ってかまたあの"王子様"に会えちゃうんだ……。
きゃー♪///
あたしは1人浮かれてたんだ。
隣を歩く凛の暗い表情にも気付かないで……。

