16の月-過去に戻れたら‥【完結】


*************


広いグランドに日差しの強い太陽。



それはいつもと変わらない土曜日だった。








「よし、休憩」コーチの号令で俺達は休憩に入る。

夏の暑さは堪える‥

喉が乾き水をがぶ飲みする。

「水池~お前、名前は涼しいのに暑苦しいよな‥」

キャプテンが俺をからかう。

「は、はい・・すいません」


確かに人よりも多く動く俺は、沢山汗をかき、ユニホームは
すでに色が変わるほどグッショリとしていた。


「先輩、少し冷やして来ます。」


俺はそう言い、水道のある場所へと向かう。

ユニホームを洗い絞っていると


「パパ~!」と2,3歳くらいの女の子が
同じサッカー部の竹下さんに駆け寄っていた。


そう言えば、竹下先輩には女のお子さんが1人居るって聞いてたな。


竹下さんは同じ会社の先輩で、メガネを掛けたおっとりとした人だった。


あまり目立たないがチームでも頼り甲斐のある先輩だ。


微笑ましいな、と目を細め笑う。


< 177 / 205 >

この作品をシェア

pagetop