16の月-過去に戻れたら‥【完結】
そして俺の隣には中野。

こいつも俺と同じ大学生だ。

俺と同じ大学に通い、同じ場所に下宿していた。

そして、もう1人相方が増えた。



俺の彼女の【後藤里美】



馬鹿だけど目もパッチリと大きくて、ミニスカートが良く似合う
愛されキャラでとても明るい子だ。

中野とも仲が良くて俺達3人はいつも一緒に居る。


「ねえ、今日ランチ何食べるぅ?」
里美が目を子猫のようにして俺達に尋ねる。


「えーっと、そりゃもちろんパスタ!」
中野が答える。


「俺、カツ丼。」


「じゃあ、修吾のカツ丼でぇー決まりっ!」


中野がガクリと肩を落とした。


「ヘヘン、わりーな、中野。」
里美が俺の腕に手を組んで来る。



かわいいやつだ。


「バカップルめ!クタバレ!!」
中野が後ろから叫んでいたが、無視し里美を抱き寄せる。



里美は背も小柄でなんとなく守ってやりたいタイプで‥
かといって守ってやるほど弱くもなくて…
でも、とにかく、俺の好みのタイプだ。




里美とも順調に交際して半年が過ぎようとしていた。


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