消えた同級生【玩具の女編】
俺は構わずに蒼湖の身を心配し続けた…

生きていればいい…

会えなくてもいい…


俺は願い続けて毎日を過ごした。






だけど…








俺が高校生になり、夏休みが明け文化祭の準備が盛んになる9月中旬…

担任が突然暗い表情でホームルームに来た…

「…みなさんにとても悲しいお知らせがあります…」




俺は何故か胸がざわついた…



「昨年から入院していた如月蒼湖さんが、昨夜亡くなりました…長く意識が戻らない状態が続いたそうですが、お母さんの看護も届く事なくそのまま…」

暗転



俺の世界が暗闇に変わった…



真っ暗だ…何も見えない…





死んだ?

蒼湖が?







もう…会えない…

俺が








…俺が殺した
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