消えた同級生【玩具の女編】
私はそれから落ち着かない時間を過ごした。

ノートが見たい!

もしかしたら…犯人も書いているかもしれない…

薬を持つ犯人…それは組織か、個人か…

2時間を終え、私は急いで帰る準備をしていた時、あいつがやってきた。

「上野さん」

「や、山谷君!」

「話があるんだけど…いい?」

「ごめん、私今日用事があるの!明日にしてくれない?」

あんたに構ってる時間なんか無い!!

私が冷たく言い放つと、山谷君は冷たく笑った

「あの如月蒼湖が何で死んだのか、本当の事知りたくない?」

私にだけ聞こえるような小さな声で私に囁いた。

「え?」

私は思わず山谷君の顔を見つめ返した。

「本当の事?」

「そう…」

「別れ話じゃない別の事実?」

カマをかけた。

「そう…」

知ってる!この人…何か…

私は思わず寒河江を見たが、寒河江は教科書を鞄にしまっている所だった

…少し…待っててもらうしかない…

「わかった…」

私は頷き、鞄を机に取りに戻り、山谷君に続いて廊下に出た

寒河江…
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