消えた同級生【玩具の女編】
第五章 真相

呪縛

私は朝から陽気だった…

いや、ハイテンションだった!

寒河江で満たされてる事があまりにも嬉しくて、幸せで、屋上に出て大声で自慢したいくらいだった

今ならどんな嫌味にも耐えられる!

どんな試練も乗り越えられる!

そんな気持ちでいっぱいだった。

あ〜、愛されるって、し・あ・わ・せ!!

もはや、笑いは止まらない状態…





「じゃあ、お岩さんの役、誰がやる?」

みんながシーンとした瞬間、私は笑顔で手を挙げた。

「私、やるよ!何でもこいって感じ!もう怖くて怖くて有名になるくらい頑張ります!」

「あー、ごめん。髪の長い女子で…」

「へ?」

私は黒板にきちんと説明書きされてるところを読んだ…

「上野さんは…猫娘あたりで…」

「はーい…」

みんながクスクス笑ってる…

それでも私は幸せで、仕方ない

私、昨日…むふふ…

チラリと寒河江を見ると、じっと机を見つめている

どうしたんだろう…
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