消えた同級生【玩具の女編】
寒気すら感じた…あまりの怒りの冷気に…

寒河江が先生を睨み付けていた

「先生…、それは俺に対する侮辱ですか?」

は、初めて声を聞いた…

寒河江の声は低くて、あまりにも冷たかった

先生すら、びびっていた。

「いや、…ちがう、ちがうんだよ、その…」

「俺の父親、何やってるか知ってますよね?
…飛ばしますよ?」

「いや、待ってくれ!俺が悪かった!上野、席に戻りなさい…」

先生はポケットからハンカチを出して汗を拭き始めた。

私は教科書と黒板を見比べた

「先生、この公式間違ってますよ。」

私は捨てぜりふをはいて席に戻った。

バカ教師!

先生は汗を拭きながらしばらく考え、公式を直した時、クラス中から消しゴムの音が聞こえた。

私はその後、授業を全く聞かなかった。
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