消えた同級生【玩具の女編】
私は突然走りだし、少年の手を叩いて椅子を落とし、腹に一発肘をくらわせ、片手を捻って背中まで縛り上げた。

「捕まえた!」

私は強く腕を捻り上げ、動きを封じる。

「おとなしくして!あんた一人だけじゃ何も出来ないよ!」

椅子を持ったもう一人に怒鳴った。

「畜生!このインラン女が!男をたぶらかした汚い生き物のくせに!」

怒り狂ったもう一人が、椅子を振り上げて、縛り上げられてる仲間ごと私に襲い掛かった…

まずい!やられる!!

詰めが甘かったか!!

私は椅子で殴られる恐怖を目の前に感じながらも、目をつぶらず相手を見据えた。



その時、信じられない事が起こった…
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