キミと生きた時間【完】
「宇宙、宇宙ってば……!!」
宇宙の手のひらにはまだ宇宙の温もりが残っている。
あたしは必死で宇宙の手を握りしめて温めた。
そんなことをして宇宙を救えるとは思えない。
だけど、今のあたしにはそうすることしかできなかった。
その時、仰向けで倒れている宇宙の目から一筋の涙がこぼれた。
キラリと輝く涙は耳の方へ流れ、地面に落ちる。
宇宙のその涙を皮切りに、あたしの涙腺は崩壊した。