恋結び ~キミのいる世界に生まれて~
血が繋がっていなくたって。
似ているところがなくなって。
目に見えない絆は生まれていて、それだけであたし達はずっと姉弟でいられた。
「…ほんとに……側に居てくれる…?」
「…いるよっ…」
だって、理人はあたしにとって、大切な大切な弟。
それはこれから先も一生変わらない――…
――と。
力が、ふっと抜けた。
「……ッ、り…ひと…?」
腕が緩み、あたしがそう声を漏らしたのは。
―――理人の唇があたしに触れたから。