恋結び ~キミのいる世界に生まれて~
「……理人だってそう思うだろ…」
諦めにも似た投げやりな言葉は、同調を誘う。
そんなことないって言ってよ…
理人っ!!!!
あたしは理人に伝えたでしょ!?
「……翔平は……翔平だろ…?」
言ってくれた。
あたしが理人に伝えたことは届いてた、覚えててくれた。
そう、翔平は翔平だよ……
「…だからだよ」
「あ?」
「美桜ならそう言って泣くのが分かるんだ。
だから美桜に言うことも……俺が知ったって父さんに言うつもりもねえ……」
それは響くどころか、翔平の想いはその裏をついていた。