恋結び ~キミのいる世界に生まれて~

そんなの言われても……困る。


言わないで、欲しい……



その名前を聞いちゃったら、もう、水沢美桜に戻れない気がして…



「あたしは…水沢美桜です……」


「……そう……よね…ごめんなさいっ――」



口元を手で覆った彼女の顔は……


……見ないようにした。




「失礼……します」


そして今度こそ、彼女の前から立ち去った。

< 547 / 615 >

この作品をシェア

pagetop