冷酷社長の極上の愛②
新幹線を下り、着いた場所。

駅名:京都

・・・ちょっと、いやかなり嬉しいかも。

「京都…初めてなんです」

目を輝かせて言った私を見て、

宗吾はフッと笑った。

・・・

「…何で笑うんですか?」

単純に嬉しくて、笑顔で言ったはずなんだけど、

なぜに笑われてるのか・・・


「…いや、あんまり目を輝かせるもんだから。

ちょっと子供みたいで」

そう言いながらクスクスと笑う宗吾。

・・・

子、子供。

私はそっぽを向いてムッとした顔をした。

・・・

「悪い意味じゃない。

その亜紀の顔が、可愛い。

そんな亜紀がオレは好きなんだが・・・」


「///」

それだけの言葉で、

機嫌が直る私は、やっぱり子供なのかもしれない。
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