君と図書室で


 やっぱり勘違いしてたんだ。

 私が大地君と一緒に入れるのは“友達”だから。



 私はたぶん、無意識のうちに自分は特別な存在だと思ってたんだ。

 でも私が大地君に好意を持っているなら。

 その気持ちが伝わってしまえば。

 今の関係でいられるとは思わない。






 …もう勘違いはやめよう。

 私は大地君の友達なんだ。

 それ以上でもそれ以下でもない。





 そして。

 大地君を守るために私は大地君から離れなくちゃ…。









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