君と図書室で

「・・・っ」


 ダメだ。

 私が傷つく資格なんてない。

 だって誰よりも傷ついていたのは大地君なんだもん。


 私、最低だ…

 理由つけて、自分が傷つくことから逃げてた。

 本当はどこかで分かってた。

 逃げる必要ないって。

 何も悪い事してないんだから。


「なのにっ…」


 私は大地君のこと…。

 大地君に合わせる顔がないよ。


 ただ、謝りたい。

 友達絶交されてもいいから。

 …うーうん。

 友達ですらなくなっていいから。





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