結婚の賞味期限 人生の消費期限【完】
光と闇の混じり合う美しいひと時に改めて永遠の愛を誓う。

入籍前みずき君は私にも娘達にもプロポーズしてくれた。

その時にもちろん私たちは永遠の愛を誓ったのだが、

多くの人の前で誓うことは、また意味合いが違う。


私自身、闇の中をもがき苦しむような時間が長く続いた。

それは最初の結婚してからも離婚してからもそうだった。

でもその時に人生における影の部分を知り、それを抱えているからこそ

光り輝くことや幸せの意味が、20代の時より深く

理解できるようになったような気がする。

今の平凡な当たり前のような生活が…

ただ何気ない日常を続けていくことこそが、本当の幸せだと感じられる…


同居、入籍をしてから1年が過ぎた。

4人で始まった生活はしばらくして新しい家族を迎え、

その後晃希が1歳を迎えると同時に私も仕事復帰して、

毎日が忙しくも充実した時間を送ることができている。

気になる火種はチラチラと見え隠れしていて、

何も問題がないと言えば嘘になるが、今までの人生を考えると、

上出来なほう…


いや、この上もなく幸せなほうだと断言できる。

誰にはばかることなく、否定されることもない伴侶と共に

生きることができるのだから…
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