トップ〜番外編〜
*第3章* 思い出の場所
「俺さ、サッカーも勉強もできるってみんなに言われてるけどできないやつが1つあるのよ」


え…白鳥くんに出来ないこと!?

何だろ…何でも出来るから、尊敬してたのに…出来ないこと?!


「俺、泳げないの」



え…嘘だ!!

白鳥くんは、運動神経が良いから絶対泳げると思ってたし…

でも、実は私も泳げない…。

「わたしも、泳げないよ」

「なんか、息継ぎのタイミングがわからないんだよなー…あれ、どーやるんだろっていつも疑問」

「そうだよね!!私も泳げる人を見て思う!」

1年という歳月なんて全然感じさせないぐらい、私たちはいろんな話で盛り上がった。
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