恋愛部☆番長組
「ねえ大地君。やっぱり今さっきの電話
のことが原因なの??」
「え~?なんのこと?...ああ、今さっき
の電話かぁ。あれは違うよ!だけど..
..ごめん。こればっかりは僕の問題」
大地君...。
ぎゅっと握り返してくれた手は
とても安心させてくれる。
だけど、
私が傍にいるのに、
大地君は自分だけで解決しようとする
から、不安が積もるよ...。
私も力になりたい。
....そんなのは私の願望だけど。
私は、
大地君の切なさそうな顔より、
大地君の笑った顔が
見たいんだよ―――...