海と空の繋がり


家に入ると母がいた。


「おかえり。」

『ただいま。』

「海、1日遅れちゃったけど、誕生日おめでとう。」

『ありがとう。』

「はい、これ。」

『えっ、何?』


母に手渡された物を開けると、中には腕時計が入っていた。


「たまたま入ったお店でね、海に似合いそうだなって思ったの。」

『お母さん、ありがとう。大事にするね。』

「彼と一緒に居たい気持ちもわかるけど、今度2人でゆっくり食事に行こうね。」


母が私へのプレゼントを用意してくれてたにもかかわらず、最近の私は自分の事しか見えていなかった。
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