溺愛レッテル
「まぁ…実質的には。肩書と演技でそれっぽく見せてるだけ」

「なんて腹黒いお話…」

ティッシュを取り出してこぼれたジュースをごしごしと拭き取りながら、二人は唖然とした表情を見せた。

ひかれなかっただけまだマシというものか。
一応の納得はしてくれたようで、心底安心した。

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