虹色の空へ
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キーンコーン…

「はぁぁぁ〜…」

今までに無い深い溜め息をついて机に突っ伏する。

「疲れた…」

「あの…」

「ん?」

「私、七道 春っていうんだけど…」

きたぁぁーーー!!

えっ!?まじっ!?

初めて女の子に話しかけられた!!…やバッ!泣きそう…

「あっ、えっと…長谷川 瑠衣…です…」

「えっと…瑠衣ちゃんって呼んでいいかな?」

「もちろん!!喜んで!“ちゃん”じゃなくていいよ!」

「クスッやっぱり面白いね瑠衣ちゃん…じゃなくて瑠衣は」

なんだろ?

体が熱い…っていうか温かい…

「じゃあ私は、春でいいかな?」

「うん。よろしくね」

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