不自然なキミが好き
そのうちの1人は、あたしのお尻をガツガツ蹴っている。

「もう止めてよぉ〜」

あたしの必死の抗議は毎度の事ながら聞き流される。

「真奈ちゃんが泣きそうな声で必死に頼むのってそそられるんだよな」

ソイツの言い分は、解ったけど…そのまま蹴り続けられたあたしは、目の前真っ暗なんで逃げようも無く

いつの間にか教室を出て隣校舎との連絡通路まで来ていた。

「ほらほら…」

あんまり蹴られすぎてお尻の痛みに耐えきれずにコケちゃった。
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