ものがたりのつくりかた
1.物語を生む
 
私の場合『こんなお話が書きたいなー』というテーマ(※)がない限り、歌や誰かの一言、言葉のフレーズなどからインスピレーションを得ています。
いきなり話が降ってくることもあるけれど、それは本当にまれ。


(※)テーマというと、ちゃんとしたものを考えなければと思いがちですが、要は「こんな話を書きたいの!」という「こんな」の部分ですから、なんでもOKなのですよ。

自作での例えになりますが、
(あと書いていくうちに変更になった設定もありますが)

・Sweet*Sweet⇒幼馴染み弟妹組。何のひねりもないよくある少女マンガを文章で書いてみる
・bitter*sweet⇒幼馴染み兄姉組。上↑がピュアすぎたので逆にエロエロ書くで

・アオイトリ⇒教師×教師で無理矢理から始まる話流行ってるけどそんなに簡単に籠絡されないぜ! というヒロイン書こう

・隣に誰かさん。⇒恋愛回路がぶっちぎれている女が逆ハーの立場に置かれたら実験(結果的に逆ハーならず)。あと見合い話持ってくんなうぜえという私のやさぐれた思いを代弁してください

・ヒロインかもしれない。⇒御曹司×平凡OLという王道ものだけどなんかズレてる話書く(思いっきりズレた)

・魔女とお婿様⇒行き遅れ魔女姫のところにお婿さんが来たよ! 王子様みたいだと思ったらマジ王子様だったよ! 実は最初の「ありえねえええ!」のやり取りが書きたいだけだった。

・ベルベットムーン⇒イケメン吸血鬼王子を蹴っ倒す女の子書こう。ことごとくフラグ折ったるで


こんな感じで、スタート時点でのテーマは単純なものばかり。

お仕事になりますと、出版者様の意向もありますのでそれなりに自分の萌えに軌道修正が必要ですが、それはまた機会がありましたら語ろうかなと思います。


それでは実際に話作りの経緯を説明しましょうか。

 
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