静かな涙【完】
真弓は、俺達を見ながら手を降っている…



でも…



俺が振り返っても目が合わない…



真弓は空間を見つめながらぼんやりと手を降っていた…




しばらくすると…




俺の視線に気が付いたのか…




パタリと手が止まった。




1秒か…1分か…
解らないけど…




真弓と見つめ合う…




そんな…




悲しい顔をするのは止めてくれよ…




堪らなくなった俺は、真弓から視線を反らした…



ごめん…



真弓…



ごめん……




何度、君に謝っただろうか…




それでも…




真弓には届かないんだ…



届ける事が出来ないんだ…
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