椿山亜季人の苦難日記

性格は後天的(p18-

どうも、椿山です。今日は、そうですね。気むずかしい女についてお話しましょうか。



「聞いてよ、アキさん!貴男ったらヒドイの!!」

怒り口調で、話を始めたのは、桜井千歌。


「今度は何を言われたの?」

日和ちゃんの問いかけに、少し顔をゆるめて、千歌は答えた。

「『人を殺してでも生きる女だ』って…。」


「…。」


言葉を失う3人。

「貴男、残酷なくらい正直者だね…。」

ボソッと言葉をもらした亮介を、千歌はすかさず蹴りあげた。

「いてぇっ!!」

「二度と口を開くな、ドチビ!!」

「ちっ、千歌!亮介君!やめなって!」

あわてて、日和ちゃんは止めに入る。


理性を取り戻した千歌は、また落ち込んで話し始めた。


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