椿山亜季人の苦難日記
自分で言うのもなんだけど、

私は、極度の照れ屋だ。


褒められると、つい恥ずかしくて、


…攻撃する。(怒ったときもだけど)




あれ、確か小5のときだったっけ…、

ん?小6?いいや、忘れた。

ちょっと髪がのびたのを、調子にのった母にリボンで結ばれ学校へ行った。


…爆笑された。

恥ずかしかったから、笑われて逆に気が楽になった。転んだときはいっそ笑われたい、という原理だ。

でもその中に、一人反応の違う男がいた。

「あっ、かわいいな、千歌。」




そんなことを言われて、とんでもなく恥ずかしくなって、二度と人前で髪を結ばなくなった。


…今思えば、ホントにくだらない。



『ありがとう』

って言えば良かったのに。

可愛くない。



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