Again -もう一度恋して-


私の腕を掴んでいる人が誰なのか確かめようと視線を上げた。



「颯ちゃん!?」



「しっ、黙って」



何で、ここに連れて来られたのか分からなくて戸惑っているうちに更に奧に引っ張られて抱きしめられた。



「ごめん驚いた?さっき会社に戻って来てエレベーターから降りたら真奈美を見かけて……」



「もう心臓に悪いよ……颯ちゃん、私に用事だったの?」



「今度の土曜日はクリスマスイブだから一緒に過ごそう。
いいだろ?」



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