Again -もう一度恋して-


「颯ちゃんの隣にずっといる自信ないの。
颯ちゃんのお父さんに反対されているから、なおさら一緒には、いられないよ」


「何でそんな事、言うんだよ?」



自信が無いって、なんだよ……。



手を緩めた途端、真奈美との距離が開いた。



「ごめんね」



追いかけようとして止めた。



好きだって言ったくせに……。
何で……離れて行こうとするんだよ。



二人の距離は縮まったと思ってた。
真奈美も同じ気持ちだったって知って嬉しかったんだ。


だけど、そう思っていたのは俺だけか?


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