Again -もう一度恋して-
どんな人達が来ているのか気になって周りを良く見ようとすると。
「姉ちゃん、俺達はこっち!」
斗真が前に立ち視界が遮られた。
手で示された所は奥のテーブルで丸いテーブルに向かい合って座ると私からは壁とお母さんしか見えない。
「本日は、こうして集まって下さり――――」
ん?
この声どこかで……?
振り返ろうとした私の耳に聞こえてきたのは。
「望月コーポレーションの跡を継ぐ息子の婚約が決まり―――ここにお集まりの方々には、これからも我が社の為にご尽力戴きたく―――」
望月コーポレーション……。